2016年10月10日月曜日

布刈の鯛が食べごろ。


瀬戸内・尾道の天然鯛が一年で一番脂がのって美味しい時季になってきました。

一年を通じて梅雨明けの八月頃から桜の咲く頃まで美味しい瀬戸の天然の鯛は色々と食べ方があり当店の主流です。
産卵期を終え梅雨の水を飲み暑くなる頃にはお腹を空かせ食べ物を求めて運動も活発になり今頃が一番脂が乗ってきました。
先ずはお造りで。

季節のひやおろしと鯛の刺身で一献。お刺身の味とコリコリ感が相乗効果。
生わさびの風味も相成って至福のひとときです。

夏場から天然の鯛は脂を持って美味しくなって来るのですが実は暑過ぎて良く死ぬんです。
刺身にした時のコリコリ感を求めて通常は朝に浜で〆るのですが今年から夏場は前倒しして合同産業の如く仕事後真夜中の活け〆にしてます。
(合同産業の仕事ぶりは広島県人にしか解らないところですね。笑)

布刈瀬戸は因島大橋辺りの潮の流れが速い漁場で魚の好物である天然エサがたくさんある漁場です。ココで獲れた鯛は良く泳いでるので全部ではありませんが軟骨があります。

頭も美味しくいただけます。先ずは昆布を敷き酒と塩で蒸して骨蒸しに。
ポン酢でいただきます。
せっかくなので鯛のタイをさがしませう。

こんな感じでカマの部分に鯛のタイはあります。

壊さずに上手く行くとこんな感じで鯛のタイを見つけれます。
(昔聞いた前主人の言葉で 鯛のタイを33個集めて北に注ぐ川に流すと願い事が叶うと。この辺りでは江の川でしょうか?叶うと良いですね)
鯛の隠れキャラ。是非探してみてください。

鯛の兜焼き。香ばしく目と口先の裏がズルッとして味がありますね。

鯛飯に。油揚を入れるのが瀬戸内風で旨みが増します。

〆は鯛の握り。スダチと塩でいただくと魚本来の味が良くわかって美味しくいただけますね。
数ヶ月前に初めて同行した鯛の専属漁師さんのゴチ網漁
布刈の鯛丼は昼夜共に提供させていただいてます。
尾道の天然鯛を是非堪能してくださいね。


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